アラサーの日常。

ラスト20代の華々しい記録

あなたの人生の1曲は何ですか?

お尋ねしますこのあたりでついさっき

涙の落ちる音が聞こえた気がして

駆け付けたんだけどだれの涙かな

そういや君はずいぶん赤い目をしてるね。

 

バンプオブチキンのプレゼントという歌の出だしです。

この歌が、あの頃の自分を救ってくれました。

自分の気持ちを代弁してくれて、欲しい言葉をくれました。

 

このままだっていんだよ。勇気も元気も生きる上ではなくて困るものじゃない。あって困ることのほうが多い。

でもさ、壁だけでいいところにわざわざ扉つくったんだよ。

嫌いだ全部好きなのに。 

 

なんだろう、自分の中にすべて詰まっている感情を文章にして吐き出してくれた。

あの頃私もよく気持ちを書いていたりして、それがこの歌詞と似ている部分があって

ああこうやって感じている人は自分だけじゃないんだなって。

そう、嫌いなんだけど好きで、好きだけど嫌いなんだよね。

 

世の中、勇気があって元気があってプラスなことが”良い”ことで、マイナスなことは悪いこと。いけないことだと思ってた。

きっとそうなんだけど、それでもいいんだよって受け止めてくれた。

そんな言葉との出会いは初めてだった。

逃げなのかもしれない。まやかしなのかもしれない。

でも時にはそれも必要で、すべて正しいことだけでは生きていけないから。

 

きっとすべての人に響く言葉ではない。

でもこうしてその言葉を待っている人もいる。

言葉との出会いは偉大だ。

 

そんな15年前のことを思い出した夜。